現代狂言／ウリナリ狂言部〜

　
ウリナリ狂言部というのがあったそうな。
ぜんぜん知らなかったんです。残念だったなぁ。

そのウリナリ狂言部から始まった現代狂言を観に行ってきました。
狂言は能に比べてわかりやすいし、面白いし、登場人物がかわいいので大好きなんです。

英語が出来なくて、日頃、映画でもミュージカルでも本でも
言語の楽しさを味わえなくて悔しい思いをしてるのだけど、
狂言は日本語がはなせてよかったなぁと日本人であることを
自慢したくなっちゃう舞台なんですよね〜。
　
　
その伝統のある狂言に現代の芸人さんが挑戦するってことは
すごくうれしい！！ナンチャンえらい！！！

プログラムは最初に狂言師の方による伝統的な狂言が1本、
それをちょっと変化させたストーリーに仕立てたコント風狂言が1本。
わかりやすく言うと1本目のパロディーのようなつくりです。

こういう構成もしゃれてていいですねぇ。
ルーさん（ルー大柴）相当緊張しててかなりびりびり震えてましたよぉ。

第2部は
出演者総動員で狂言とコントの競演です。
ネタはコントで動きやルールが狂言。

盛り上がりました。題材も面白かったし真剣に狂言に取り組んでるのもよくわかるし、
音楽があるんですよね。これがすごくマッチしててすばらしかった。
実際の狂言にも音がつくものってあるのかなぁ？？？？
とにかく楽しくてあっという間の時間でした。

さてここからは希望。
まず政治家ネタ部分はもうちょっとブラックをなくして
単純なかわいい先生の方がよかったかな。
人を落として笑うより、ドジや勘違いで単純に笑える方がいいんだな。

それから第2部はもっともっと狂言色が欲しかった。
エネルギーの二人ぐらいみんなが頑張ってくれたら
もっと面白かっただろうなぁと思います。＞とくにウドく〜〜〜〜ん！！（笑）
これからが楽しみなのでず〜っと続けてほしいなと思いました。

そして野村万蔵さんめちゃくちゃよかったです。2枚目だし。（笑）
次回は狂言師の方たちがコントネタもやったらいかがでしょ。なんてね。（笑）

そして国立能楽堂、初めて行ったけど、最高〜〜〜！！！！！
今まで行ったことのある劇場で最高です！！！　あぁ日本人でよかったぁ。
　

ゆったりとした客席